コントラバスの弦について
筆者はコントラバスを演奏する。
ジャズが多いので、ウッドベース、という表記が馴染み深い。
毎日触っている職業ベーシストではないので、たまにコントラバスを弾くと、
・指が痛い
・思ったように楽器が鳴らせない
・アンプを通しての音作りが難しい
などの文句が次々に出てくる。
生半可は修練では、仕事には結びつきませんね・・・
で、気にする点としてはいくつかあるのですが、「弦」についてあまり知らないなと。
先輩からは「スピロコアにしておけ」という話は聞いて、弦交換のときに楽器屋さんに楽器を持っていって「スピロコアでお願いします」ということはできました。
でも、そんな妄信的にスピロコアばっかりでいいのかな?
で、調べてみようと思いました。
すると
またもやこんなよいサイトが。
スピロコア自体が会社名だと思っていた私には、非常に有益なサイトです。
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
こちらも有益なやりとりが。
本当はガット弦が良いのですが高価なこととメンテナンスが大変。
それでいて切れやすいなどの問題もあります。
スチール弦で言うなら THOMASTIK SPIROCOR がポピュラー。
あとは PIRASTRO THE JAZZER(ジャザー) 。
ガット弦により近い音が出ると評判な弦はナイロンのような
シンセティックコアにスチール巻きの OBLIGATO(オブリガート)。
それよりテンションが低いといわれている
DADALIO ZYEX (ザイエックス)
この位でどうでしょう。
<質問者>
ガット弦の良さはどういう所でしょうか?
ギターのガット弦とスチール弦を比べたら、スチール弦のほうが倍音も多いしサスティンもあります。
ギターのガット弦(ナイロン)と違ってコントラバスのガット弦は羊の腸から
作ったものです。
その為、湿気に弱く弾き込むうちに弦がささくれてきたりします。
しかし音は暖かくて太く深い響きがあり、ポールチャンバースやスコットラファロなど
当時の名盤とよばれる音源の殆どはまだスチール弦が今ほど普及していなかった
こともあり、ガット弦での演奏が残されているのです。
ジャズベーシストとしてはその音を再現したくてガット弦にこだわっている人もいますが弦が高価な事とメンテナンスの大変さ、反面比較的手軽なスチール弦との狭間で
日々悶々と葛藤しているベーシストは少なくないと思います。
ちなみに長いサスティーンは弦高を低く設定する事で得られますよ。
なるほど〜
筆者はポールチェンバースなどの音が大好きなので、まさにガット弦の音がよいかも。
しかもガット弦に近いというOBLIGATOがよいのでは?
Obligato オブリガート コントラバス弦 G線、D線、A線、E線4種セット 4/4(セット内容 4411,4412,4413,4414)
こちらですね。
amazonで40000円弱・・・た、たかい
PIRASTRO ピラストロ コントラバス弦 THE JAZZER ジャザー 3/4用 Mittel セット弦 344020
こちらは30000円弱。
SPIROCORE スピロコア SOLO チューニング コントラバス弦セット S43 MEDIUM
こちらは18000円くらい。
学生から考えると、やはりスピロコアが価格的にも優しくて、標準的なサウンドが得られてよかったんだろうなあ。
エレキベースで言うダダリオみたいなものなんだろうなあ。
ダダリオのコントラバス弦についてはこちらのブログに詳しかったです。
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/hiromi-ishii/contents/music/musium/bass50.html